私は結婚披露宴で両親に、ウェイトドールを贈りました。ウェイトドールというのは生まれたときの身長と体重で作られた人形(ぬいぐるみ)でベアが一般的です。
私は未熟児で生まれ、小学校を卒業するころまではずっと身体が弱く、両親はとても心配をしてくれていました。熱が出て苦しい時には母がいつも優しく看病してくれたことはずっと忘れられませんが、父も毎日仕事から帰ると私の体調を母に聞くなど、とても大事に思ってくれていました。
結婚が決まり、両親から「幸せに、ただ幸せになってくれればいいからね」と言われ涙が出そうでした。今まで大切に育ててくれた両親に何か感謝の気持ちの伝わるものを残したいと思いました。いろんな品物を考えましたが、どれもピンとこなくてどうしようかと思っていたところ、友人からウェイトドールのことを聞き、これだと思いました。オーダーメイドで作ってもらえるので、普通より軽かった私の体重通りにでき、昔母が作ってくれたお気に入りのワンピースのデザインにそっくりなワンピースを着せてもらいました。ふわふわの優しい手触りでとてもかわいらしくできあがり、うれしかったです。
披露宴で両親への手紙を読んだあとに渡しましたが、私も両親も涙顔でした。母は「そうね、こんなに軽かったわね。」と懐かしそうに言いました。父はその時は涙をこらえるので精一杯でしたが、後でとても喜んでくれました。
きっと私のいなくなった実家で私のかわりにずっと両親にかわいがってもらえると思います。
